「飛行機が飛ぶひみつを探ろう」では、紙飛行機を使って飛行機が空を自由に飛ぶ仕組みを体感しました。紙飛行機を作って飛ばす活動を通して、空を飛ぶために理想的な形について考えました。

アルソミトラの種グライダー

アルソミトラの種の形のグライダーを飛ばしました。グライダーは、ふわふわと浮かびながら、空中を滑空しました。シールのおもりがないと前に進まないこと、羽の形をしていないとうまく滑空しないことを確かめました。

飛行機にかかる上向きの力、揚力を知ろう

ドライヤーとコピー紙を使って揚力を確かめる実験
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水道の水とスプーンを使って揚力を確かめる実験
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飛行機には、飛ぶときに上向きの力(揚力)が働くことで、空を飛ぶことができます。この羽にかかる上向きの力(揚力)を実験で確かめました。

その1

・紙を軽くカーブさせ下向きにドライヤーの風をあてると、風の吹いている方向に紙が持ちがる。

その2

・スプーンの凸面を流水に近づけると、スプーンは流れのある方へ引き寄せられる

実験を通して、飛行機の翼を反らせることで揚力が発生し、飛行機に上向きの力が発生することが分かりました。

基本機の作成

全員で同じ形である基本機を作成しました。そこから翼の折り方によって揚力が実際に働き、上下方向をコントロールできることがわかりました。翼の後ろを補助翼として上下動させると、紙飛行機の飛び方が変化することがわかりました。

自由に紙飛行機を折り、最長飛行時間決定戦をしよう

ここまでのことを参考に自由に紙飛行機を折り、最長飛行時間決定戦を行いました。

・飛行機の折り方(翼の大きさや形)

・補助翼の角度

・クリップのつける位置(重心の位置)

などを試行錯誤しながら、教室内でどれだけ長い時間飛ばす事ができるかを競いあいました。大きな羽、ホッチキスを使って前後の重さのバランス、などが長い時間を飛ばすコツでした。軽い紙の方が長い時間飛んでいることができました。今回一番長く飛んだのは、3.3秒でした。

振り返り

○基本の折り方を改造して、よく飛ぶ紙飛行機を作ったり、形を変えて長方形の紙飛行機を作って根本を持って軽く飛ばすと、予想以上によく飛んだ。横に羽を広げると風の力を使ってよく飛んでいった。おもりを前にすると前に行くけれど、おもりを下にすると飛行機は下に落下していった。クリップをつけて飛ばしたら、ホッチキスをつけている紙飛行機より飛ばなくて、バランスを整えている紙飛行機はバランスよく飛ぶことがわかった。結果は2.3秒だったけれど、飛行機をもっと家でも作りたくなった。楽しかった。

 

○紙飛行機の最長記録は2.2秒だった。飛行機の科学ではおもりの位置と翼の位置と翼の折り方が大切だとわかった。ぜひ家でも上の3つのことを意識しながら作ってみたいと思う。あとスプーンを使った揚力の実験では、水をかける位置によって離れたりくっついたりすることや紙にドライヤーを当てると上に紙が風で行ったので面白いな、すごいなと思いました。家でもやりたいと思った。

 

○羽の後ろの翼を上げると上に上がり、下に曲げると下に下がることがわかった。よく飛ぶ飛行機を作るにはいろいろな形とクリップやホッチキス等の重さが大切だとわかった。5つ作ってその中でも最も記録が長かったのは平たい形で、後にタコみたいな足があるのです。その記録は2.8秒でした。また家でも工夫して試してみたいです。

 

○自分の紙飛行機は2.4秒飛んだ。自分は基本の折り方をベースに、羽を少し上に上げてみた。そしたらよく飛んだ。紙飛行機もいろんな形があって、いろんな飛び方があった。ちなみに自分のはUターンして帰ってきた。今度はきれいにまっすぐ飛ぶやつを作りたい。あと飛行機はいろんな形があると思った。

活動計画など

「飛行機の科学」活動計画案
飛行機の科学.pdf
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